江田建設について

ご挨拶

大きくなくていい、 地域とこの街に住む人を大切にしたい

江田建設は地域密着を大切にしています。それは第一に、私自身が北海道小樽市生まれであるという事です。多くの友人・知人・仕事仲間・家族がこの北の大地・北海道に住んでいます。豊かな自然に囲まれて個性的な人たちが暮らす北海道の魅力をみがき、未来につなげることが、ここに生まれた自分の使命でもあります。

弊社の特徴として、営業専任のスタッフは配置しておりません。
家造りのご提案・設計・施工管理から完成に至るまで、全て一人のスタッフがご担当させていただいております。それは、一期一会のご縁を大切にしたいという想いと、住まいが完成してからもお客様とはアフター訪問を通して長いお付き合いができるように、という思いからです。

営業がいなくてもお客さまの負担が増えることはありません。
家造りは住まい手と造り手の共同作業ですから、スタッフがお客さまのご希望を伺い、同時に将来を予測しながら、ご家族に合う無駄のない最適な住まいをご提案いたします。いっしょに住まいをつくっていきましょう。

当たり前のように毎日過ごしている住空間。お客さまご自身の健康、未来ある子ども達の住環境を考えた時、デザインとともに大切なのが、健康的な室内環境を実現する住宅性能です。清潔で綺麗な空気と共に暮らしてほしいという想いで、更なる技術力を磨き続けています。

大切な未来ある我が子や家族の健康を思う気持ち、一生に一度あるかないかの家造りに対する不安、そんな思いを一度聞かせていただけませんか?
お客様の想いを大切にしながら、間取り、耐久性、室内環境や省エネに配慮したバランスのいい住まいづくりで、思いをかたちにつくってまいります。
お気軽に相談して下さい。

株式会社江田建設
代表取締役 江田 清昭

江田建設ヒストリー

写真:社屋外観

株式会社江田建設は、北海道の小樽、札幌、後志エリアを中心に注文住宅づくりを行う小樽市の工務店です。現代表取締役の江田清昭は4代目です。 私たちが取り組んでいる省エネで快適な住まいづくり、住み心地やデザイン、そして室内空気環境にもこだわった住宅建設の長年にわたる取組を会社の歴史に沿ってご説明します。

1965年 祖父が小樽で創業した「丸甚江田組」

創業者:江田時雄

江田建設の創業者は私の祖父である江田時雄(ときお)です。夕張出身の父は22歳の時に親戚がいた小樽に移住し、小樽の近藤工業という建設会社に入社。現場の工程・安全・品質・材料や人件費などの原価を管理する帳場という仕事に就いておりました。家族4人を養うために土木建築の仕事を覚え、1965年に小樽で丸甚江田組という会社を創業したのが1965年でした。

本州の大工に北海道内の家を建てて貰う時代

1960年代頃、北海道の建築業界は、地元の建築会社が東北などから大工や職人を連れてきて、寮で寝食を用意し働いてもらうというスタイルが主流で、それは小樽も同様でした。家を建てたいお客様の意識も、良い建物を建てようと思えば本州の大工さんでなければ、という時代でした。

現代においては、北海道の厳しい寒さや雪に対応し、暖かく省エネな家を建てるためには、高断熱高気密住宅の仕様を採用し、施工を担当する大工さんも北海道の断熱・気密施工に熟知した職人、というのが常識ですが、当時は違ったのです。

スタートは建設会社の下請けで住宅建設

家を建てたいと考えるお客様が、依頼先として検討するのは、現代ではハウスメーカーや工務店、あるいは設計事務所です。ところが、数十年前は、予算があるお客様の場合、地元で地名度が高くて信用がある、地元の大手建設会社に頼みたいという時代でした。

ところが、当時の地元大手建設会社は、商業施設や公共建築などいわゆる「箱モノ」とよばれる建築は、自社で施工していましたが、住宅建設に関しては、規模も小さく木造ということもあり、自社では設計施工せず、地元の工務店に丸投げする時代でした。

丸甚江田組は、創業当初から住宅施工を軸とする工務店として、家づくりの実績を重ねながら少しずつ地元での評判と地名度を高め、同時に、地元大手建設会社からの住宅の仕事を請け負い、技術を磨きながら社業を発展、ピーク時には25人くらいの社員が働いていました。

宮大工と船大工を住宅の大工に

当時、職人を確保するために父が注目したのは宮大工と船大工でした。小樽は明治・大正・昭和初期には「北のウォール街」と呼ばれるほどの活況を呈し、漁家、店舗、料亭、寺院、教会、銀行などの歴史的建造物が次々と建てられました。そのため腕の良いベテランの宮大工が昭和の中期・後期にも現役で働いていました。また、小樽は造船業も盛んで船大工も大勢いました。

宮大工は神社仏閣や料亭、漁家などを建てさせたらとても素晴らしい仕事をしますし、日本には木造船を建造する腕に関しては世界有数の技を持つ船大工がいました。しかしニシン漁の低迷や、産業構造の激変で小樽での建設需要は激減し、造船も木造船からFRP製に代わり、船大工の仕事は減少の一途を辿りました。

そこで腕の良い宮大工、船大工に声をかけ、その技術を生かしつつも、住宅や商業施設などの建築の技術を習得してもらい、仕事を依頼したのです。

当社には、技術のある腕の良いベテラン大工が今もおり、若手大工に木造建築の技術を教えてくれています。世代の違う技術者同士が違いに刺激し合い、とても活気のある職場環境となっています。

土木工事の経験も

祖父は「金より大事なのは信用。信用さえあれば大丈夫」が口癖でした。お施主様に喜ばれる家を建て、職人さんや取引会社さんとの信頼関係を大事にするのは江田建設が今に至るまで一番大事にしている点です。

写真:過去の施工風景

住宅の高断熱・高気密化で問題発生

1970年代以降、北海道の住宅の高断熱高気密化と室内環境改善の問題は、北海道の住宅業界全体の大きな課題でした。もちろん江田建設の家づくりにとっても大きな課題であり、当社も原因究明と対策に積極的に取り組みました。

断熱・気密性能は、断熱・気密材の種類や厚みだけでなく、施工精度が大きく結果を左右します。この断熱・気密・換気に関しては別のページ「住宅の断熱・気密について」のページを参照お願いします。

パッシブ換気システム

1 住宅の換気装置の役割は、室内の汚れた空気を排出し、フレッシュな空気を取り入れた快適で健康的な室内空気環境を維持する

2 室内の過剰な水蒸気を排出し、結露やカビを予防する

という、住宅を長く維持するために大事な役割を担っています。江田建設は、新築時に換気風量測定と気密測定を全棟実施しています。お施主様が立ち会える場合には一緒に結果を確認します。

また換気装置は年3回ほどの定期掃除を行わなければフィルターやダクトが汚れて、本来の能力・機能が発揮できず、結果として室内空気が汚れ、水蒸気排出も不十分になり、オーナーの健康と住宅に大きなダメージを与えてしまいます。

江田建設はこの問題を解決するために自然の力を利用したパッシブ換気システムをご提案しています。詳しくは「パッシブ換気について」のページを参照お願いします。

自社設計施工~お客様の要望、住み心地、好みのデザインを実現

江田建設の家づくりは小樽、札幌、そして余市や倶知安など後志エリアでも行っています。江田建設が最も得意とするのは住宅の基本性能、温熱環境をしっかり高い次元で実現することです。また、自由設計の注文住宅として土地探しからご予算、好みのデザインや家族構成、将来設計を踏まえた家のプランニング・設計も自社で行っています。

お客様の好みのデザインイメージや家族構成、予算、ライフスタイル、将来設計、土地や住宅ローン、断熱気密や光熱費に関することなど、さまざまな角度からお客様のお考えをお伺いし、不安や疑問なども確認しながら、最終的にプランニングを決定していきます。

写真:施工事例1

予算に関しては、土地代や住宅の建設費、住宅ローンの金利などが重要なのはもちろんですが、暖房・給湯・照明・家電などの光熱費のシミュレーションも確認して頂き、光熱費も含めた今後のお支払いを具体的に検討いただきます。

新たなチャレンジも進めてきました。住宅の間取りやデザインなどを、その分野のプロフェッショナルである建築家とコラボしていくという取組です。

建築家とのコラボ

江田建設は、建築家と力を合わせ、意匠性の高い建築も数多く手がけさせていただいております。

写真:施工事例2

ライフスタイルを住まいづくりに生かしたい、デザインにこだわりを持つお客さまにとって、建築家のプランニング力は大いに魅力があると思います。

デザイン性と住宅性能の両立を望まれるお客様にとって、建築家×江田建設という組み合わせも魅力ある選択肢になると思います。

→建築家と連携した家づくりの施工実例はこちら

アフターメンテナンスの力

住宅は、新築して1~2年程度の短い期間であっても、特に無垢の床材や、クロスが乾燥収縮で隙間が出来たり、金物の増し絞めや建具の微調整などが必要になります。10年以上が経過してくると住設機器や屋根、外装材などの点検と、必要に応じたメンテナンスも発生します。そうした点検とメンテナンスを行うことで50年以上経っても安心して住み続けられる家を維持できます。快適な住まいは、新築時だけではなく江田建設とお客様との間でのアフター訪問を通じたお付き合い、そしてメンテナンスが欠かせないのです。

江田建設は1965年の創業以来、毎年数多くの住宅を建てさせて頂いております。宣伝などはほとんど行わず、口コミを主体にして家づくりの実績を重ねてきた当社の場合、過去に家を建てさせて頂いたお客様とのご縁がとても大切です。新築やリフォームの工事で満足頂けたお客様からのご紹介や口コミなどから、仕事をいただくことが多いからです。そういった意味でもアフターメンテナンスは江田建設の業務として欠かせないお仕事です。何年経ってもそのお客様とお付き合いできることが大変有り難く、嬉しく感じております。

今後も変わらず、次代の変化を追いかけ、江田建設が生み出すものに対して責任を持って更なる技術力向上を目指していきます。

4代目 代表取締役 江田清昭

専務:江田清昭

私の祖父は江田建設の創業社長であり、父が現在の会長です。私は2005年に入社しました。
子どもの頃は、父の仕事が忙しく、家に帰ってくるのは私が寝たあと。朝起きたらすでに出社していて会えない、というのがあたりまえの環境でした。知らないおじさんが家に入ってきて、驚いて泣くと実は父だったということもあり、父も淋しかったのではないでしょうか。そういった家庭環境もあり、建設業という仕事は余程忙しいんだろうと、良いイメージが全くありませんでした。

そのため大学も別分野の商業科に入り、別の道を考えていたのですが、現場で大工さんの下についてアルバイトをした際に、家を造るという仕事がとても楽しくて...結局2年間、大工仕事の手伝いをして、その後は会社の現場管理やお客様と打合せを行う担当が足りないということで...あれだけ嫌だったのに、気がついたら自然と父と同じ職場で働いていました。
大工さんや父、父の兄である先代社長、パッシブシステム研究会の方々などから住宅の性能、施工、デザイン、価格など色々なことを教わりました。多くの方々に助けられて今があります。

江田建設は、私の入社前から現在まで、営業や宣伝をほぼ行っていません。これまでにご縁をいただいたOB施主様の営繕やリフォーム、そして新築工事などで途切れることなくお仕事をいただいております。小樽で暮らしていると、初めて出会った方にも「江田さんって江田建設さんの人かい?」と声を掛けられることが頻繁にあります。1965年の創業以来、地域密着で工務店として多くの方の家づくりに関わってきた中で、思った以上に江田建設は、小樽の方に知られているのだと感じます。私の知らない江田建設の話を、お客様より教えていただくことも多々あります。

なぜ父があんなに忙しかったのかと考えたとき、お客様の要望をじっくり伺い、相手が納得するまで最善の答えを考え提案する。そして、そのために断熱気密や換気の住宅性能部分、デザインなどあらゆる事を総合的に判断する為、時間を惜しまず常に考え、勉強していたからだと思います。そして、その家造りに対する情熱にお客様が気付き、知識の多い父を信頼して住まいに関するお問い合わせをしてくれるから仕事が途切れず忙しいのだ、ということを江田建設に入社してはじめて理解できました。私もそういう先代や父が守り続けてきた江田建設の良い点はしっかり見習い受け継いで参りたいと思っています。

江田建設は、新築だけではなく、リフォームの仕事も多く行っています。わたしもリフォームの仕事は数え切れないほど担当してきました。特に思うのは、古い隙間風の多い住宅で、ストーブ一台だけで寒さに耐えながら暮らしている方が思っている以上に多いということ。そして寒さや老朽化、生活上の不便さなど、住まいに関するたくさんの困り事を抱えている方がたくさんいるということです。

リフォームの仕事はお客様の悩みを解決できるやりがいのある仕事、新築は最善の住まいをお客様と一から作る喜びがある仕事だと実感しております。

会社概要

商号 株式会社 江田建設
代表者 代表取締役社長 江田清昭
従業員数 6名
創業 1965年4月
設立 1978年2月
社名変更 1995年4月(現社名へ)
所在地

〒047-0021 小樽市入船5丁目9番20号

TEL 0134-32-3600
FAX 0134-33-1060
資本金 1,000万円
主要取引銀行 北洋銀行 小樽中央支店
北海道信用金庫 小樽支店
営業内容 木造住宅新築・増改築 設計・施工
リフォーム 住宅廻り全般工事
コンクリート造建築工事
営業エリア 札幌市内、小樽およびその近郊
各種許可及び登録 建設業許可番号 北海道知事(般‐3) 第00610号
建築士事務所 北海道知事登録 (後) 第340号
加盟団体 NPO法人 パッシブシステム研究会
北海道21世紀住宅構法研究会(ソトダン21)